鍼灸は東洋医学の1つで、主に顔面部の施術を行う事を美容鍼灸といいます。東洋医学では、美しさには健康も欠かせないと考えられています。このため全身の健康状態を見ながら、顔面部への施術も行われる事が多いです。
美容鍼灸を行う前に丁寧なカウンセリングを行うのは健康面に問題が無いかを確認し、美容に悪影響を与える生活習慣などをチェックする目的もあります。
鍼灸は国際的に高く評価され、2002年には鍼灸の有効性を世界保健機関(WHO)が認めたほどです。
そんなWHOにも認められた鍼灸が美容に良いと言われているのには、様々な理由があります。
鍼灸には、自律神経のバランスを整える働きがあります。
鍼の刺激によって分泌されるホルモンに、リラックス作用があるセロトニンが挙げられます。セロトニンによって交感神経と副交感神経の働きが円滑に行われるため自律神経のバランスが整う事で、体調不良の改善が期待出来ます。
また、鍼の刺激でリンパや血液の流れも良くなるため、新陳代謝が高まります。本当の意味で美しくあるには、内側からのケアも重要な要素です。鍼には、上記のように内側から美へと働きかける事が出来るのです。表面の変化では、細胞の活性化が挙げられます。顔の皮膚を鍼で刺激すると細胞が活性化してコラーゲン生成が促され、美しい肌へと導きます。
このように美容鍼灸は、人が持つ力を引き出して美しくあろうとする方を内側からも外側からも美をサポートします。