頬は顔の印象に大きく影響します。頬がやつれていると元気がない、疲れて見えるなどマイナスの印象を与えます。また、頬のたるみは見た目が老けて見える原因です。
頬がやつれる原因は、主に顔の表情を作る「表情筋」の衰えが関係しています。大人になると、子どものときのようになかなか自由に喜怒哀楽の感情表現ができません。そのため、頬の表情筋が衰えて筋肉量が少なくなり、皮膚が垂れ下がってしまいます。遺伝的な要因が強いケースだと改善は難しいですが、顔の体操で表情筋を鍛えたりマッサージや美容鍼灸などで血行を良くしたりする事で改善が可能です。
たるんだ頬は、加齢や紫外線によりお肌の弾力が低下する、太って顔に皮下脂肪がつく、表情筋の衰えなどが原因として挙げられます。対策として顔の体操やマッサージを行う、ダイエットや体重管理をして余計な脂肪をためこまない、お肌のお手入れや紫外線ケアを怠らないなどが挙げられます。
あご下がたるむとフェイスラインがぼやけ、スッキリとしない印象になります。また、あご下に脂肪が溜まると二重あごになり、老けた印象を与えたり太って見えたりと女性にとっては嬉しくない事ばかりです。
あご下がたるむ原因は大きく3つあると考えられています。
1つ目は「体重の増加」です。体重が増えると皮下脂肪が増えるため、支えきれなくなった肌が下にさがり、あご下もたるみます。体重が増加すると二重あごになりやすいので注意が必要です。
2つ目は「あごの筋力の低下」です。「食事の機会や噛む回数が減る事」や「加齢」によるあご周りの筋力の低下は、表情筋の衰えにも繋がります。筋力が低下すると顔全体の皮膚もたるみ、顔の最も下に位置するあご下まで脂肪が落ちてしまうのです。
3つ目は「リンパの流れが悪くなる事」です。あご周辺にはリンパ節やリンパ管が集中しています。リンパを支える筋力が低下して老廃物が溜まると、筋肉間に水分が溜まり、これがあご下の「たるみ」や「むくみ」になるのです。
あご下のたるみの改善方法には、あご周りや首の筋肉を鍛えるエクササイズやストレッチが挙げられます。また、食事中に意識して咀嚼回数を増やしたり、固い物を食べたりするのも改善に役立ちます。
姿勢も重要です。例えば猫背などの悪い姿勢を改善して正しい姿勢を意識すると、血行が良くなりあご下のたるみの予防・改善につながります。